このブログの少し前の記事に「SNSに走りすぎて、更新がとまっているblogやHPがないか、有権者の関心と齟齬を来してないか、要注意です。単に情報を発信したらOK、HPがあればとりあえずOK、ほったらかしだけど害悪は無い、と思っていたら、どうもいけないことになるのではないかと…。RSS機能を備えたサイトであってほしいとも願うのです。」(ネット選挙:主戦場は、SNSよりホームページ…かな。いや、両方を連携し双方向性を実現する。)と書きました。今晩は、その損得を議員・候補者と仮定して推測してみようと思います。単に、思いつき…か・と・も…。
更新しない利益
- 時間の消費を減らすことができる
- 腱鞘炎、肩こりなどの原因をひとつ除くことができる
- 椅子に座って前のめりになる悪い姿勢から解放される
- 更新していないことを直視・自覚しないで済む
- サイトから情報を発信してないので、新しいスパムやその他の嫌がらせが結果的に減少するかもしれない
- スパムが来ていようがどうしようが、それを見ないで済む
- コメントの応対をしないで済む
- ネット世界の拡大を直視しないで済む
更新する利益
- 感動・感激など時間の経過とともに薄れるものを、記録できる
- 新しい友達ができるかもしれない
- 次の選挙の時、活動記録を、文書をひっくり返したり、パソコン内を探すなどしなくても良い
- 更新してないということを他人から指摘されないで済む
- 素早いコメント応対などが、親近感、信頼感の醸成につながるかもしれない
- 更新そのものが、影響力を大きくするパワーになる
- 記事の更新が、閲覧数の上昇に結びつくことを実感できる
- 文章修行ができる
- ネット世界の拡大を実感できる
このままでは、あまり説得力ある利益がなさそうですね、サイトの更新。むしろ、更新しないことによっておこる「損失」をピックアップした方がわかりやすいかもしれません…。
放置したら「最後まで責任持たないのね」「放りっぱなし」「ケジメついてないね~」などと閲覧者に思われかねませんが、それ以上の「実績」があれば、どうということはないのかもしれませんネ。でも、まあ、議員退任、候補者活動休止、というように一区切りついたのなら、その旨をわかりやすく表示し、以後更新しないが資料としてサイトをひらいたままにしておく、などの旨を表示しておいた方が良いでしょうね。事情はご本人が一番よくご存じなのですが、閲覧者が同じように理解しているとは限りませんものね。情報発信者と閲覧者の齟齬が起こるような原因は少ないほうが良いかと思われます。
「検索」が優秀になってきて、入力してない文字をも推測しているかのように、閲覧者の意図を理解しているような結果を表示してくれる時代です。長く放置しているサイトがあるなら、ぜひ、先に書いたように締めくくりをはっきりするなりして、わかりやすくしておいた方が、初めての閲覧者に対して親切になるでしょうね。
先だって、とある新旧交代をふくむ選挙がありました。選挙参謀が、これまで活躍した議員の実績をブログから抜出して実績ビラにし、それが有権者にずいぶんとヒットした、とか。ブログに記録を残すことを欠かさず努力してきた結果が、新旧交代というある意味難しさがある選挙を、勝利へと導く大きなチカラになった、というお話でした。さて…。
更新する利益、更新しない利益、もっとあると思います。どうぞ、コメントなどでお寄せ下さい。