デジタル・キュレーション。ネット選挙は何を変えるのか。

キュレーション とは – コトバンク

IT用語としては、インターネット上の情報を収集しまとめること。または収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有することを言う。キュレーションを行う人はキュレーターと呼ばれる。
キュレーターの語源は、博物館や図書館などの管理者や館長を意味する「Curator(キュレーター)」からきている。キュレーターが館内の展示物を整理して見やすくするのと同様に、インターネット上のあらゆる情報を、キュレーター独自の価値判断で整理するのがキュレーションであり、キュレーションされたものは、プログラムなどで自動的に収集する従来の検索サービスの検索結果と比べて、「不要なものが少ない」「センスが良い」などといった理由から人気が高まっている。

今回のネット選挙解禁が、本来の政治を動かすツールになるのはまだ先のことかも知れない。しかし、これまでSNSに見向きもしなかった層が、動き出したことは確かだろう。ネットを情報発信のツールとして活用するまでは至っていないかも知れないし、有用な情報が蓄積されていないかも知れないが、今後ネットの活用によって、有権者が判断するための情報の公開や共有、見解や意見の交換が可能になるという期待を持つことができたのではないだろうか。

マスメディアが報道しないと言う批判とともに、共有すべき情報や見解を、そして合意と納得を得るための議論をネットを活用した、新たなメディアとしての可能性が開けることに期待したい。そうした意味で、ネット上に価値判断に立った情報の収集や新たな運動のための価値観に基づいた事実や見解を伝えるサイトも現れてくるのではないだろうか。

まだまだ、選挙中盤である。さらなる活用の提案や問題意識の提起も生じてくるだろう。大いに期待したい。